海外旅行中に差別を受けた話

マインドコントロール

またまた、久々の投稿となってしまいました、グランブリージョです^_^;
今日はイラストと関係ない内容です。

ここ数日、フランス人選手の日本人への差別的発言が話題となっていますね。
謝罪文も言い訳と逆ギレをしているのかと思わせるような文章でとても呆れてしまいました…。
特に「日本に限ったことではなく、どの場所でもこのような会話をする」という言葉を目にしたとき「ああ、差別ってなくならないんだろうな」と絶望してしまいました。
一応スポンサーの契約解除と報いは受けたみたいですが、本人たちからは反省の色はあまり感じられず更に炎上していますね。

さて、ここからは「海外旅行中に差別を受けた話」&「差別に対する考え」を述べていこうと思ってます。
これを読んでくれている方で色々な考えがあると思いますが、あくまで僕個人の意見なのでご理解いただけると幸いです。

 

僕は海外が大好きでコロナ前は1年に一回は旅行に出かけていました。
特にヨーロッパの建築やデザインが好きなので、バックパック1つでヨーロッパを一人旅することが多かったです。

旅行中に受けた差別ですが、実は1回だけではありません(悲しいことに泣)
まぁ自分の見た目的になめられているのは否めないかも…。

ポルトガルの駅で受けた差別

インスタをチェックしてくれている方々は知っているかと思いますが、僕は大のポルトガル好きです。
どれくらいかって、1番住みたい場所と考えているほど!
実はそんなポルトガルで初めての差別を受けることになりました。
5年ほど前の話です。就職前に1ヶ月間一人旅をしたときでした。
リスボンの電車を一日中乗り放題できる切符があるとネットで見つけたので、保存しておいた切符の写真といっしょに駅員に聞いてみることにしました。
駅の切符売り場では人が並んでいて、僕の前にはおばあさんが並んでいました。(おばあさんはネイティブの方)
駅員は50代ほどの男性で、1人1人丁寧に接している様子でした。
おばあさんの番が終わり僕が近づいた途端、駅員がこちらを一目見た後、手元の受話器を手にし電話し始めたのです。
電話が鳴っていた様子はなく、まるでこちらを拒絶しているようでした。
このとき「ああ、差別って本当にあるんだ」と実感しました。
少し腹が立ったので、負けじと質問し続けました。
最初は無視されましたが、ようやく折れたのか、全く目的としていなかった切符をバン!と置き、その場を去っていきました。(ちなみに1回乗車券でした)
最初は「こんなことはよくある、気にすんな」と自分に言い聞かせましたが、しばらく不快感が消えなかったので、差別が及ぼす影響ってこんなにも凄いのかと驚かされました。

タイのタクシーで受けた差別

当時勤務していた会社の夏季休暇を使い、タイへ行くことになりました。
今では笑い話だけど、一緒に行く予定だった友人が寝坊して飛行機に乗れず、急遽1人旅になりました笑
予約していたホテルの場所をあまり把握していなかったので、タクシーで向かおうと考えていました。
すぐにタクシーはつかまり、最初は英語で「◯◯へお願いします」とホテル名と住所を伝えました。
タクシーの運転手は50~60代くらいのおじさんで英語はあまり通じないようでした(僕のタイ語の発音があまり良くなかったのかもしれませんが…。)
こんなこともあろうかと搭乗便やホテルの住所などが記載された紙を見せて「ここに行きたい」と伝えましたが、場所が分からないのかタイ語で何かを書かれ降ろされました。
このときは書かれた言葉の意味を気にすることもなく、すぐに次のタクシーを探していました。
幸いホテルへは辿り着け、その後は何の問題もなく旅行を楽しめました。
(ぼったくりにはあったけど笑)

帰りの便でチェックインをするとき、女性スタッフの方に搭乗確認のため先ほどのタイ語で何かを書かれた紙を見せました。
するとお姉さんは眉間にしわを寄せ「あなた、嫌なこと書かれてますよ!」と僕に言いました。
「あ、どうせ通じないだろうと悪口を書かれたのか」とそこで初めて分かりました。ちなみに意味は僕のことを思ってのことか、教えてはくれませんでした^_^;
「誰に書かれたの?」と聞かれたので「タクシー運転手です」と言うと「それは悪い運転手にあたりましたね。でも全然気にすることないわ」と優しい言葉をかけてくれました。
その後もそのお姉さんは気にかけてくれてたみたいで、飛行機に乗る前も「お気をつけてお帰りください」と笑顔で送り出してくれました。
実際そんな気にしてなかったけど、この世の中には良い人もいっぱいいるもんだなと少し心が温まりました。なので結果オーライかな?笑

ベルギーの駅で受けた差別

これは僕ではなく一緒に旅をしていた友達のことです。
首都ブリュッセルの地下鉄にて券売機で切符を購入した時に友達の分が出てこなくて、仕方なく駅員に言って切符を貰おうということになりました。
40~50代ほどの男性駅員だったと思います。
現状を全て伝えたところ、機械を見に行こうともせず「それは壊れてるからしょうがない」と言われたので、友達と2人で「?」となったのを覚えています。
友達は当時イギリスにワーホリをしていたからか、外国人のように言いたいことは言えるタイプでした。

英語でしばらく説得していたのですが、取り替えも返金もしてくれず、「ここへ電話してくれ」と駅のカスタマーセンターの名刺だけ渡されました。
その後電話しても意味なかったみたいで、結局無駄金となってしまいました泣
日本ではこういうことってなかなかないので、僕たちは恵まれた環境で育ったなって思います。

イギリスの観光地で受けた差別

2年ほど前の話です。
当時兄がロンドンで駐在をしていて「もうすぐ日本に帰っちゃうから今のうちに来なよ」と誘ってくれました。なので有給を使って母と一緒に行くことに。
旅行のプランの1つに「オクスフォード大学を見学」というのがあり、3人で出かけました。
僕の目的はハリーポッターのロケ地を巡ることで大学の色んなエリアに映画の有名シーンで使われた場所がいくつかありました。その各エリアに入るにはチケットが必要です。
問題はマルフォイが登った木がある所で起きました(分かる人には分かる)
チケット売り場で僕らの前にいた外国人の家族が受付スタッフと楽しく話していました。
どうやら施設についてガイドをしているらしく、最初は気長に待っていたのですが、彼らの会話はなかなか終わりません。
手を振ってもこちらをちらっと見ただけで気にせず会話を続けます。
「もしかしたら、これって俺らがアジア人だから無視されてる?」そう考えると苛立ちがこみ上げました。
そんなとき他の団体客が訪れました。おそらくイタリア系です。
するとスタッフの方は会話を中断し、彼らの対応をし始めました。

「まじか、あからさますぎでしょ…。」思わずきょとん顏です。
そのあとに続き無事に入場できたのですが、しばらく胸糞悪さが残っていました。

 

以上、4つのエピソードが今までに経験した差別です。
これらの共通点として差別をしてくる者は年配の方に多いことです。
きっと育ってきた環境や教育などが影響しているのかもしれません。

現在は嬉しいことに人種やジェンダー等、多様性を認めることについて理解が深まりはじめています。
特に若者を中心に差別撲滅を目指す運動が行われているとニュースなどで見てて思います。
僕の場合「発達障害」という言葉が世に広がったことによって、以前よりだいぶ働きやすくなりました。

しかし僕の親世代(60歳前後)の多くは長年根付いた考えをいきなり変えることに抵抗があるみたいです。
だからこそ僕らが声を上げていかなければならないと思いました。
以前だったら不快な思いをさせられても気にしないことが1番だと言われてきましたが、現在はダメなことはダメだと言い返さなければいけない時代になってきていますね!

冒頭の話でアジア人差別について取り上げましたが、日本でも差別はたくさんあります。
中国人と聞くと嫌なイメージをもったり、東南アジアの方を仕事上で見下したりと…。
まず差別を減らすには自分たちも同じことをしていないか見直してみるべきだと僕は思います。

下記動画は僕がインスパイアされた「差別が何でいけないものなのか」を考える授業の様子です。
ぜひ、色んな人に見て欲しいです。子供達は特に!

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以上、世界中の差別が少しでも減ることを切に願っております。

ご精読いただき、ありがとうございました!